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人手不足どうすれば良い?10個の解決方法・解消事例を徹底解説!
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人手不足はどうすれば良い?10個の解決方法・解消事例を徹底解説!

人手不足でどうすればいいか困っている企業はたくさんあります。昨今、人手不足は深刻で、今後さらに人材は枯渇していくと言われています。

人材不足で起こりうる問題は、退職者の増加に止まらず、事業の縮小または倒産に追い込まれる事態を引き起こします。当然、この様な状況では賃金の上昇も見込めません。

本記事では、人手不足を解決する対策と、解決に至った事例を紹介します。合わせて、人手不足なのに賃金が上がらない理由についても解説します。

digsyでは、お客様の人手不足を解決するアウトソーシングサービスを提供し、お客様を伴走支援しています。人手不足でお困りなら、お気軽にご相談ください。

人手不足を解消する10の対策

人手不足を解消する10の対策

人手不足を解消する具体的な方法として、10の対策を解説します。

業務フローの見直し

業務フローの見直しにより、業務の標準化を目指します。業務の標準化とは、すべての従業員が、ある業務に対して同じ品質を担保できるようにすることです。まずは、社内業務の洗い出しを行います。洗い出した業務を順番に並べることで、コア業務とノンコア業務の選別が可視化され、不要な業務や重複している業務などが明らかになります。

このように業務のムダを洗い出すことで、簡素化し、余裕時間を生み出し、サービスや品質の向上や従業員の負担を減らすことにつながります。加えて、ノンコア業務については、アウトーシングをしたり、外部人材を活用したりするなどの手段をとることができます。

福利厚生の見直し

福利厚生の見直しについては、多種多様な手当を用意することで従業員を大切にする意志が伝わるようにする必要があります。福利厚生の充実は会社の魅力のうちの1つです。

特に、若い世代の求職者は職業を選択をする中で、給与よりも福利厚生の内容を重視する傾向があります。福利厚生の内容が働きたい企業を選ぶ選択肢のうちの1つになっています。

すでに就業している従業員に対しても、福利厚生を充実させることは重要です。仕事のやりがいのほかに、働き続ける理由になります。早期離職を防ぎ、退職抑制につながるでしょう。

職場環境の改善

職場環境の改善については、労働条件を見直すことが大切です。フルタイムの正社員だけではなく、時短やフレックスなど柔軟な働き方ができる環境を整えることで採用の強化や離職防止につながります。

ほかにも在宅勤務ができるようになれば、子持ちの従業員の負担をへらせますし、遠方から通勤している従業員の交通費削減や通勤の心理的負担を減らすことができるので、より働きやすくなります。主に、就業中の従業員向けへの改善になりますが、採用面においても有効なPRとなり、求人の訴求力を高めることにつながります。

教育制度の改善

教育制度の改善については、社員のモチベーションの向上やスキルアップを目指すことが目的です。生産性の向上や多能工化などの効果が期待できます。

具体的には、リカレント教育を導入することをおすすめします。リカレント教育とは、生涯学び続け、仕事と学習を繰り返すことを指し、社員の就業満足度の向上が期待できます。

リカレント教育によって、従業員のスキルの定着やキャリアアップにつながります。学ぶ機会があることで、従業員のモチベーション向上にも効果があり、退職抑止にもなります。

アウトソーシングの活用

アウトソーシングを活用することで、ノンコア業務を外部委託することができ、自社の不足しているスキルを補うことも可能です。従業員はコア業務に集中できるようになり、負担の軽減され、より効率的に業務を遂行することができるようになります。

アウトソーシングにより自社にないノウハウを活用することができ、よりサービスや品質を向上させることが可能です。一方で、新しい人材の採用や教育コストを除くことができるので、人件費の削減につながります。より企業の原資をほかの設備投資などに分配することができるようになります。

採用マッチ率を上げる

採用のミスマッチは大きなコストになります。お金の面だけではなく、採用に至るまでの労力や、社員のモチベーション低下を引き起こす可能性があります。口コミサイトでの低評価により企業イメージの低下にもつながります。

採用マッチ率を向上させるには、以下の両方が必要です。

  • 求人情報と実態の差をできる限り少なくすること
  • 企業側が必要としているパフォーマンスが出せる人材の選択

そのためには採用基準を明確にします。具体的には現場担当者と、必要なスキルや業務内容など綿密にすり合わせを行うことです。加えて、適正検査を導入することで、採用マッチ率の向上に効果があります。

外部人材を活用する

外部人材の活用とは、アウトソーシングなどの委託業者を活用することとは異なり、より個人にフォーカスし、フリーランスや副業で活躍している人材を活用することです。個人と委託契約を結ぶことで業務を任せることができます。より専門性が高い人材を確保するには、フリーランスに特化したエージェントや求人サイトを活用するといいでしょう。

社員の友人紹介といったリファーラル採用であれば、より自社にマッチした人材を確保することができます。アウトソーシングと同じようにコスト削減に効果があります・

DX推進

DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、ITを取り入れることで生産性の向上を進める取組みのことを指します。今まで手作業でおこなっていた業務をデジタル化すれば、紙の管理などの手間がなくなり、大きな改善が見込めます。クラウドを活用すれば、社内の情報を一括管理することができるようになり、簡単に情報を引き出し、競合より早く行動に落とし込むことができます。

情報が一元化されることで、属人化された業務が洗い出され、ほかの従業員でもサポートが取れる体制を作ることができます。初期コストはそれなりに負担がありますが、長期的な効果を見込むことができます。

若手の採用の強化

若手人材を採用することは、何より企業の素地を厚くし、ブランディングの強化につながります。昨今の若者は仕事にやりがいやスキルアップを求める傾向があります。そういった人材を確保するためには、企業HPに理念や社風、魅力をしっかりと明記することが大切です。

企業説明会や対外的なイベントを企画することで、企業イメージや認知度も向上します。さらにSNSを活用して、社風や社内の風通しの良さなどを発信することで、より多くの若者の目に触れるようにすることが採用強化に大きな影響を与えます。

人材の多様化

様々な人材を活用することも解決策のうちの1つです。女性やシニア層、外国人労働者や障がい者などあらゆるバックグラウンドを持つ人材を活用できるようにすること。つまり、ダイバーシティ化を目指すことで人手不足を解消することができます。

そのためには、短時間勤務やマニュアルの整備、業務の切り分けなど対応が必要になります。長期的な目線で、取り入れやすいところから少しずつ社内制度を整え、あらゆる人材を受け入れられるようにすることが、人手不足の解消に有効です。

digsyでは、お客様の人手不足を解決するアウトソーシングサービスを提供し、お客様を伴走支援しています。人手不足でお困りなら、お気軽にご相談ください。

人手不足を解決した事例紹介

人手不足を解決した事例紹介

実際に人手不足を解消した事例をいくつか紹介します。

働き方改革で解消【株式会社Lib】

株式会社Libでは、社員の離職と新たな人材の確保を課題としていました。そこで、働き方改革として、外部人材の活用とDXの推進によるリモートワーク(テレワーク)の導入に取り組みました。外部人材の活用については、経営者や副業人材、フリーランスなどの副業で働く人材を採用するようにしました。

また、リモートワークについては、日本国内にとどまらず海外に住んでいる人も対象にして、リモートで働ける環境を整備しました。これらの取組により、優秀な人材の採用と定着率の改善を実現し、人手不足を解消しました。

福利厚生の見直しで解消【髙橋工業】

株式会社髙橋工業は建設業を営んでいます。従業員の離職と新たな人材の確保を課題としていました。建設業に対する悪いイメージを払拭する必要でした。そのために取り組んだのは、福利厚生の見直しです。

イベントなどを通じて社内コミュニケーションを強化したり、従業員寮を設置したりなどの対策を行いました。それによって社内の風通しの良さや従業員の通勤面の負担を改善しました。

アウトソーシングにより解消【慶應義塾大学】

慶應義塾大学では、授業員1人ひとりの業務負荷の高さを課題でした。残業が多いことや他の業務に追われ、コア業務に集中できないといった悩みがありました。そこで、アウトソーシングを導入することでそれらの課題を解消しました。

今までの業務を外部に移管することで、従業員の負担が軽減され、プレッシャーやストレスを減らすことに成功。より学生に向き合い、寄り添った支援に集中することができ、従業員のモチベーション向上につながりました。

業務フローの見直しで解消【下部ホテル】

株式会社下部ホテルでは、中抜けにより始業から終業までの拘束時間が長く、家族と生活リズムが合わないなどの不満が出ていました。この課題を解決するために取り組んだのは業務フローの見直しでした。接客スタッフに偏っていた食事の対応を社員全員で対応するようにしました。

他にも、時間ごとの業務の平準化を進めることで、早番・中番・遅番と3つのシフトを設定することができました。これにより従業員の負担の軽減や、新規採用の強化にもつながりました。

人材の多様化により解消【小金井精機製作所】

株式会社小金井精機製作所では、若手エンジニアの不足を課題としていました。この課題を解決するために外国人労働者の採用を取り入れました。海外にいる優秀なエンジニアを採用するべく、長期間にわたって、ベトナムの大学で新卒学生の採用をすすめました。

加えて、異国での労働の不安を解消するために配偶者の採用も実施。これにより、中堅エンジニアが育ち、売上を牽引するような存在にまで成長することができました。

まとめ

人手不足は企業を悩ませる大きな課題で、どうすればいいか悩まれている方は多いです。闇雲に広告費を投じてもなかなか優秀な人材を確保することができません。そのためにはまず、社内の制度を見直して従業員の満足度を向上させることで離職を防止し、アウトソーシングや外部人材を活用するなどして従業員の負担を軽減させる必要があります。

その上で、働き方改革で様々な勤務体系を作り、幅広い人材を採用していくことが人手不足の解消につながります。すぐに解決することは難しく、少しずつ試行錯誤しながら変えていく必要があります。

digsyでは、お客様の人手不足を解決するアウトソーシングサービスを提供し、お客様を伴走支援しています。人手不足でお困りなら、お気軽にご相談ください。

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